用語辞典 — ツギノテ。SCIENCEGLOSSARY

DOI

DOI(digital object identifier)とは、論文などの学術資料に付けられる恒久的な識別子。

出典を正確に、かつ将来にわたってたどるための「住所」のようなものです。論文・データセット・報告書などの学術資料に一つずつ割り当てられ、資料が移動しても同じ番号で参照し続けられるよう設計されています。

役割

ウェブページのURLは、サイトの移転や再編で切れてしまう(リンク切れ)ことがあります。DOIは資料そのものに結び付けられた識別子で、公開先が変わっても登録情報が更新されるため、対象の資料へ安定してたどり着けます。誰が引用しても同じ対象を確実に指し示せるので、引用の正確さやたどり直しやすさを支える役割を担います。論文だけでなく、研究データや会議録、報告書といった論文以外の成果物にも広く用いられ、成果どうしを結び付ける学術インフラとして機能しています。

使い方

DOIは「10.」から始まる文字列の形をとり、doi.org のアドレスに続けて入力すると該当資料の公開ページへ移動できます。文献を示すときは、著者名やタイトルに加えてDOIを併記しておくと、読み手が原典を確認しやすくなります。多くの論文管理ツールもDOIから書誌情報を取り込めます。

補足:DOIがある=査読済み、という意味ではない。査読前のプレプリントやデータにもDOIが付く場合があるため、査読の有無は別に確かめたい。